勉強会 ・認知症 (2)
認知症の症状
中核症状: 必ずみられるもの。「記憶障害」 「判断力の低下」
周辺症状: 人によりさまざま。
怒りっぽい、不安、異常な行動など。
周辺症状のいろいろ
・異食・過食 :食べられないものを口に入れる異食、
食事をしても「おなかがすいた」と訴える過食
・抑うつ状態 :意欲の低下(何もしたくなくなる)、思考の障害(思考が遅くなる)
という、うつ病と似た症状があらわれる。
うつ病では気分や感情の障害(悲しさや寂しさ、自責感)を
訴えることがあるが、認知症では少ない。
・介護への抵抗:入浴を嫌がる。衣服の着脱が苦手、浴室で転ぶかもしれない
不安、水への潜在的な恐怖感など。
・妄想 :「もの盗られ妄想」が多い。「財布や通帳を誰かが盗んだ。隠した」
被害妄想。「嫁がごはんに毒を入れた」
嫉妬妄想。「夫のところに女が来ている」など、
最も身近な家族が対象になることが多い。
・幻覚 :幻聴よりも幻覚が多い。「ほら、そこに子供が来ている」
「今、男の人が何人か入ってきたのよ」
・不安 :自分が認知症であるという完全な病識を持つことはないが、
今まで出来ていたことが出来なくなる、物忘れがひどくなってきている、
などの病感があることは多く、不安や焦燥などの症状が出現する。
それに対する防衛的反応として妄想がみられることもある。
・依存 :不安や焦燥のために依存的な傾向が強まることがある。
一人になると落ち着かなくなり、常に家族の後ろをついて回る
と言った行動があらわれることがある。
・徘徊 :初期には新しい場所への道順が覚えられない程度だが、
進行に伴い、自分の家への道など熟知しているはずの場所で迷い、
行方不明になったりする。重症になると徘徊が多くなる。
アルツハイマー病に多く、脳血管障害による認知症では少ない。
・攻撃的行動 :型にはめようとすることで不満が爆発する。
行動を注意・制止する時や衣服の着脱、入浴介助時に
起きやすい。
幻覚や妄想から二次的に生じる場合もある。
・睡眠障害 :認知症進行とともに、夜間の不眠、日中のうたた寝が増加の傾向。
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