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2007年10月

2007年10月31日 (水)

勉強会 ・感染予防策「スタンダードプリコーション」

スタンダードプリコーション (標準予防策 Standard Precautions) とは

感染症の診断や推定に関わらず、すべての患者(利用者)のケアに用いるべき感染予防策。
汗を除くすべての血液、体液、分泌物、排泄物は感染性があるとみなし、また傷のある皮膚、粘膜は感染を受けやすいものとして、これらに接触する可能性がある場合に適応される基本的な対策。

[手洗い] 
・血液、体液、分泌物、排泄物(汗を除く)に触れた後。
・手袋を外した後。
・患者処置、接触の間。
・固形または液体石鹸を使用し、流水下で行う。

※固形より液体石鹸の方が良い。手洗い後は使い捨てペーパータオルで拭く。

※当施設ではやむをえず手洗いが出来ない場合はアルコール、ウエルパス、
 AP水(食塩水を電気分解して作った除菌水)を使用、使用後は手洗い。

※手荒れ防止に努める。

[手袋]
・血液、体液、分泌物、排泄物(汗を除く)に触れるとき。
・粘膜、傷のある皮膚に触れるとき。
・使用後は外し、手洗いをする。

[マスク]
・血液、体液、分泌物、排泄物(汗を除く)が飛び散って
 鼻、口を汚染しそうな場合。

[眼鏡、ゴーグル]
・血液、体液、分泌物、排泄物(汗を除く)が飛び散って
 目(顔面)を汚染しそうな場合。

[ガウン]
・衣服が汚染しそうな場合。
・汚れたガウンはすぐ脱ぎ、手洗いをする。
・ユニホームは清潔なものを着用する。

[器具]
・汚染された場合は、粘膜、衣服、他の利用者や環境を汚染しないように
 注意深く操作する。
・再使用のものは清潔であることを確かめる。

[リネン]
・汚染されたリネンは、粘膜、衣服、他の利用者や環境を汚染しないように
 操作、移送する。(埃を立てない。たたむ必要なし、丸めて出す)

[患者配置]
・環境を汚染させるおそれのある利用者は個室収容。
 (医師、本人、家人と相談の上)

[入浴]
・褥瘡のある人の入浴は最後にし、入浴前にシャワーで創面を洗浄後、
 入浴する。
・褥瘡の程度(目安)は、ステージⅢ、Ⅳ程度。浸出液が出ている場合。
・発赤、表皮剥離(薄く剥けている程度)なら不要。
・血液媒介型感染症のHBV(B型肝炎)、HCV(C型肝炎)においては、
傷のある皮膚があり出血がある場合、上記と同様とする。
・感染症(疥癬、食中毒など)が疑われる場合は、医師と相談の上で最後にする。
 浴槽につからず、シャワー浴やかけ湯とする。
 
※褥瘡に感染している菌(MRSAに限らず緑膿菌など)は、
  入浴により他人に感染する可能性がある。

※疥癬は、入浴で感染することはほとんどない。
 入浴は皮膚同士が触れ合う機会は少ないと思われる。
 むしろ脱衣場で衣類が巻き上げた埃の中にヒゼンダニがいることが
 考えられる。
 脱衣籠を使用せず、脱いだ衣類や使用したタオルは
 埃を立てないように静かにビニール袋などに入れるようにする。
 疥癬及び疥癬の疑いのある人の入浴は最後にする。
 
[その他]
・針刺し事故対策
・環境対策(毎日清掃)
・自己管理をする。
・日常業務の中での環境整備を心がける。

※感染症予防に関してはこちらもどうぞ。

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2007年10月25日 (木)

カメムシの季節

カメムシ集団発生の季節だ。

取り込んだ洗濯物に紛れてうっかりタンスに仕舞い込んだりしようものなら、一匹でももう臭いこと臭いこと。だいたい天気のいい日に発生しては白っぽいものに付くという説がある(本当?)。

日曜日はいいお天気だったので、私は午前中にポータブルトイレを洗って(バケツだけではなく、側も全部)、ベランダに干しておいた。ポータブルトイレの洗浄は日曜の日勤業務だが、このところ天気が悪くてなかなか洗えなかったのだ。ずら~っと全部で7台、結構重労働だが、きれいになると気持ちがいい。

さて夕方、乾いたポータブルトイレを取り込もうとした職員のSさんが、ギャ~! と大声をあげ、私を呼んだ。

「ちょっと見てよ~、カメムシカメムシ~!」

白っぽい色あいをしたポータブルトイレにはポツポツとカメムシがくっついていた。

「ちょっとどうすんのよ、コレ。一匹でも臭いのに」とSさん。

「取ればいいじゃん。臭いのはつぶした時だけよ。そっとつまめば平気よ」と私。

私はカメムシを一匹ずつつまんでは掌にのせた。青虫は大嫌いだがカメムシは大丈夫だ。ちゃんと足があるもん。

Sさんは信じられないといった顔でこっちを見ている。

「カメムシ怖いの?」 アンタもシュフでしょーが。洗濯物にくっついたカメムシを取れないでどうやってシュフがつとまるのさ? と思ったが、それは言わないでおいた。キャベツにくっついた青虫を取れないでどうやってシュフがつとまるのさ?ってことと同じだから(爆)。

「ちゃんと全部、取っといてよ。もうしばらくは洗わなくてもいいわよ、アルコールで拭いときゃいいよ」

へ? カメムシごときで? 洗ったほうが断然清潔になるのに。あとで、なんで洗わなかったのかと聞かれて、カメムシ発生中ですから・・・なんて言えるかよ。サボったと思われるのがオチだ。

「私は平気だから洗うわよ。だってそんなの、本末転倒じゃん」と言ったときにはもうSさんはカメムシだらけのべランダから退散していた。

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2007年10月22日 (月)

大脱走

昨日の日曜日、3時のおやつも終わり、そろそろ記録を書こうかという頃・・・

4Fの職員Tさんがあたふたと駆け込んできて、「2F(一般棟・うちのフロア)の利用者が外に出てるわよ! 隣のスポーツクラブの前でコケてる! 早く行って!」と衝撃の一言。

ええ~~! なんで~~? いったい、誰? いつの間に?

Tさんは6時~15時というチョッパヤ(超早)勤務を終えて帰るところ、スポーツクラブの前まで来ると人が集まっていて、誰かを抱え起こそうとしていたという。見れば2Fの利用者、車椅子と一緒に転んでいたので、取って返して知らせてくれたというわけだ。

すぐにナースと職員数人が飛んで行った。

残った私たちはいったい誰だろうと見渡してみたが、帰宅願望の強いNさんもエレベーターに乗りたがるCさんもいる。前に下まで降りてしまったことのあるMさんもちゃんといる。60人前後もいれば、しかも面会者がわさわさと出入りしている日曜では、だれがどこにいるのかいないのか、すぐには把握できない。

しばらくして、職員に連れられて帰ってきたのはKさん(70代女性、高次脳機能障害)だった。顔面打撲で鼻血、ズボンの膝のところが汚れている。

「買い物に行こうと思ったの」

Kさんは歩行器での歩行が安定して最近はシルバーカーでの訓練を始めたところだ。歩くのが嬉しくてたまらない様子で、リハスタッフが居ない時でも勝手に歩こうとして注意されたりしている。

今回は車椅子でひとりでエレベーターに乗って1Fに行き、ひとりで玄関を開け、外に出たらしい。エレベーターも玄関扉の開閉も、専用のカードをセンサーに読み込ませないと開かない仕組みだが、Kさんはそのカードが置いてある場所も読み込みのやり方も、「他の人がやるのを見てたから」知っていた。

その時間の2Fは早2人日勤3人遅2人+ナース2人、日曜の割にはスタッフも揃っていたほうだ。エレベーター前のステーションには誰か居たはず。そこを無事突破したとしても、1F玄関前受付には運転手さんがいたはず。時々サボって応接室でTVを見ているが。

脱出に成功したKさん、敷地内を通り抜け、外の歩道に出た。歩道は下り坂になっている。隣のスポーツクラブの先には信号のある横断歩道があり、渡ってしばらく行くと大きなショッピングセンターだ。Kさんも時々家族と共に外出してはそこの飲食店でお昼を食べたりしているし、昨日もお昼に息子さんとお孫さんと一緒に行ってきたところだ。もう一度そこまで行こうと思ったのだろうか。

フットレストをあげて足で漕いでいる車椅子は下りで徐々に加速度がつき・・・とうとうひっくり返って横の植え込みに頭から突っ込んだらしい。植え込みの方にひっくり返ったからいいようなものの、車道の方に飛ばされていたら・・・もう少し先にはスポーツクラブの駐車場出入り口もあるし、横断歩道もある。

Kさん、怖かっただろう・・・。帰って来たKさんも青ざめていたが、職員も青ざめていた。

リーダーは事務長や主任に電話し、事故報告書を書いていた。運転手さんは「たまたま後ろを向いていたんだ」と早々に逃げの姿勢。サボってたくせに!事務長とゴルフ仲間だからってうやむやにはさせないわよ、ちゃんと報告書に書いてやる! とリーダーはカリカリ。

それにしても、Kさんはいつ出ていったのだろう。ステーションに誰もいなくて気づかなかったとしたら、ナースも食介に入るおやつの時だろうか。死角、盲点はいくらでもありそうだ。

Kさんは幸い打撲だけで済んだようだが、今日あたり青あざになって腫れているかもしれない。

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2007年10月16日 (火)

10月13日の畑

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キャベツ、ブロッコリー、白菜。

かなり虫に食われている。ヨトウムシらしい。これじゃ何のためにネットをかけたのやら。やはり薬剤なしでは葉物は難しいようだ。

もしも、台所でキャベツの葉っぱをめくってて青虫、ヨトウムシが出てきたら・・・グニュグニュ系がからきしダメな私は調理放棄!するかも。

青ジソの裏側とか虫がつきにくいモロヘイヤでさえ、時々ニョロニョログニュグニュ系のヤツらがひっそりと目立たぬように潜んでいて、見落とすまいとしっかりチェックしたつもりでも、茹でている最中にポワ~ンとヤツらが浮かび上がってきたりするともうダメ、家族は知らぬが仏だから良いが自分だけは少なめに盛り付けたりする、ヤワな都会人でございます^^; この冬は台所に立つのが怖くなる! スリルとサスペンスに満ちた日々がやってくるのか。それとも、これを機会にグニュグニュ系へっちゃら~になるのか(あり得ないな)

その前に無事、収穫できるのか(爆)。なんか成長点食われてるような気もするし。

売り物のブロッコリーでも、保護色したヤツが時々いますね。

だけど売り物のピカピカの野菜ってのはすごいね、いろんな意味で。

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2007年10月11日 (木)

父の場合 (5) 区分変更申請却下

父の要介護状態区分変更の申請は却下された。

昨年4月の改正以降、認定基準が厳しくなったのでダメかもと思っていたが、やっぱり要介護認定は降りなかった。結局、要支援2のまま。病院のソーシャルワーカーさんが見たときは余程大変そうに見えたのか^^;

「どうする? 要支援でも、デイサービスとかヘルパーさんの訪問とか受けられるけど」と父に尋ねると、

「要らん。酸素引いてデイサービスなんか行ってられん」と言う。

そうだろうな。今までも趣味に読書にと自立した生活を送っていた人だ。母も居るし。

変わったことといえば、マンション暮らしになったことと酸素が手放せなくなったこと。マンションに移って、お風呂もトイレも前よりは使いやすくなり、そういう意味では快適になった。が、近所に知り合いがなく、自分で車を運転することもなくなっただろうから、引きこもりが気になる。何より酸素ボンベを常に携帯しないといけないと思うと、外出が億劫にもなるだろう。そうすると足腰の衰えが心配だ。デイサービスで筋トレぐらいは受けた方がいいような気もする・・・。

地域包括支援センターのケアマネさんに相談し、一度本人にどういうサービスが受けられるか、どんな内容のサービスか、説明してほしいとお願いしたら、快く「お宅に伺います」と言ってくれた。

また、電動ベッドは医者の意見書を出せば1割負担になるかもしれないと言われたが、次の更新まであと何ヶ月もないので、次の更新時にということにした。「そうそう何べんも医者に書いてもらうのも申し訳ないし、めんどくさい」 

そもそも介護認定を受けたのは、電動ベッドを介護保険適用で借りられないかという、その1点だったから、これ以上介護保険のお世話になる必要もないわけだが・・・地域包括支援センターに安く(2割負担)で借りられる業者を紹介してもらえたし、やはり認定を受けてよかったと思う。父は更新が面倒と言うが・・・。

「肛門の辺りが気持ち悪い。出そうなのに出ない。肛門が開かんようになる病気やろか」

「開きっぱなしのお年寄りはよう居るけど、開かん病気なんて聞いたことないわ。単なる便秘やン。ちょっとしか食べてないんやから出る量も少ないよ。気にせんと下剤、処方してもらい」

父に必要なのは介護ではなくて医療知識のようだ。

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2007年10月 8日 (月)

対応のまずさで怒らせる

「ちょっと、そこのあなた、あなたよ! 私はあなたに言ったのよ。どうして逃げるの? あなたいつもそう。こないだも逃げたじゃない!」

私と派遣のNさんが、ある人のオムツ替えを終わって廊下を歩いていると、ステーション前からOさんの娘さんが大きな声を出した。

ン? 何?

「先週の日曜、私はあなたにお願いしたのよ。ちゃんと探してくれたの? いったいどうなってるの!」 Oさんの娘さんはNさんにくってかかった。いつも穏やかな娘さんがこんな言い方をするのを見たのは初めてだ。かなり怒っている。

Nさんは、「逃げたんじゃなくて・・・ちょうどコールが鳴ったものですから・・・」とかなんとか、排泄バケツを提げたまま、しどろもどろになっていた。




先週の日曜、Nさんは、面会に来た娘さんから「車椅子のクッションカバーが無いけどどうしたの?」と聞かれ、「多分、失禁されて汚れたので職員の誰かが洗濯したんだと思います。探しておきます」と答えたらしい。

一週間経って、まだOさんのクッションにはカバーがかかっていないことに気づいた娘さん、Nさんに問いただしたが、Nさんはその話の途中で場を離れてしまった。

「だって、リーダーが寄ってきて話を始めたし、ちょうどコールも鳴ったから」

それで娘さんには「逃げた」と見えたわけか。

「そういう時はちゃんと最後までいないと。いくら今日のリーダーが話を聞いたって、当事者はあなたでしょう。娘さんはあなたに頼んだって思ってるのよ。コールなんてほっときゃ他の誰かが取るんだから。そんなこっちのことなんか関係ないの。事情をわかってるあなたがまずは謝って、きちんと説明しないと。そういうのが後々、苦情になるんだよ」と、ベテランナースに怒られた。

それでもまだブツブツと言い訳をしていたNさん。「まずは謝る! 自分は悪くないと思っても、まずは謝る! 50過ぎてんのにそんなこともわかんないの!」とまで言われて涙目になってしまった^^;


さて、肝心のクッションカバーだ。どこにある? 誰が外した? 

記録を繰って見たが先週の日曜の欄には何の記録も無い。それ以前に遡ってもどこにも何の記載も無い。

その日のリーダーに報告したとNさんは言うが、Nさんは記録に残すのを忘れていた。リーダーは申し送りノートに書いていたが、口頭で伝えなかったのか、伝えたけれど伝言ゲームよろしく途中で途切れたのか、(私が出勤した)金曜の時点ではもう口頭での送りは無かった。

昨日出勤していた職員総出で探したが、どこにもない。間違って他の利用者のクッションにかぶっているかと思ったが、それもない。誰かが洗っていれば洗濯室かベランダに干してありそうなものだ。もしリースの洗濯ものに紛れて業者に出してしまったにしても、一週間経っているからもう戻ってきているはずだ。ということは・・・

「もしかしたら別の家族が持って帰ったかもよ。前にもお嫁さんの方が来て洗濯物を持って帰り、娘さんがそれを知らなくて騒いだことがあったじゃない」と私。

Oさんのクッションカバーが一週間以上前から外れていて無い、というのが目の前の事実。失禁で汚れたから誰か職員が洗濯したのだろうというのは、あくまでもNさんの推測。推測で物を言ったのは拙かった。もしかしたらお嫁さんが、汚れているのを見て洗濯しようと外して持って帰った可能性もあるのだ。職員が洗ったと言ってしまえば、娘さんもお嫁さんに尋ねようとしないだろう。

来週あたり、また、「私物の扱いは慎重に。ご家族との対応に気をつけて!」と主任が吠えるのを聞く羽目になるのか・・・^^;

暗~くなってしまったNさんと2人、ボソボソと味気ないお昼を食べた。

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2007年10月 3日 (水)

郵便局からゆうちょ銀行へ。ややこしい話^^;

Photo 10月1日から郵便局は民営化された。民営化でどうなるの? という冊子には事前に目を通して、それなりにわかったつもりでいたのだが・・・。

学費の足しにでもしてと10年ほど前に子供たちが義母からもらった定期郵便貯金、手付かずのままずっと自動継続にしておいたのだが、民営化に伴って自動継続できなくなった。満期扱いになってしまったので、息子のぶんはとりあえず定額貯金に入れ、娘のぶんは一部を大学の授業料に充てて残りは定額にしようと、民営化後の郵便局に初めて出かけた。

手続きに行くのは私だが、名義は子供たちだから委任状が要る。それは知っていたので前もって用紙をもらっておき、子供たちに書かせ(息子のぶんはこっそり代筆)、定額預け入れ用紙も書き、通帳、ハンコ、私の保険証も用意して、いざ、混み合う郵便局へ。

やっと順番が来て窓口で見せると、今までの通帳はもう預け入れができないので、新しい通帳を作るために本人確認が必要と言う。委任状だけではダメで、本人の身分証明書と電話で本人に確認を取る必要があると。ひぇ~エライややこしそうやん。

「娘は家にいるからいいけど息子は浜松なんですよ。それに仕事中だし。仕事中の人間に電話するんですかぁ? あ、仕事中は携帯の電源切ってると思いますけど。身分証明書はコピーでいいんですか?」

「電話はお昼休みにでも・・・お願いします。身分証明書はコピーじゃなくて原本を見せていただきます。通帳の住所変更も必要です。それから・・・定期の証書のハンコが違いますね」

「それは、おばあちゃんからもらった証書で。おばあちゃんが押してくれたハンコなので手元にはないんです」

「じゃあ改印の手続きも要りますね」

ひぇ~~。かなりパニクってきた。振り向けばズラ~っと順番待ちの人、人、人・・・。なんか理路整然とした会話のように書いたが、実際はこんなにすっきりとじゃなくて合間に、え~~!とか なんで~?とか もういっぺん言って~とかの合いの手が入っていて、私の顔は目一杯ぶーたれていたと思う。

結局、委任状の書き方も不備ということであちこち訂正させられた挙句、息子の方は書き直してきてくださいと言われ・・・娘の身分証明書も要るというので家に取りに帰り、郵便局から電話するからちゃんと出てよいいわね!と娘に言い残して郵便局に取って返し・・・やっとのことで無事、娘の方だけ手続きが済み、娘の新しい通帳2通と授業料充当のン十万円を手にすることが出来た。

あ~疲れた! 

「ややこしいのね。私一人にずいぶん時間かかってしまってすみません。でもコレ、お年寄りのかたとか、いっぺんで理解できます? 本人が来て手続きすれば一番いいんでしょうけど、病気で出歩けないかたとかもいるでしょうし」

「そうなんですよ。なかなか大変で・・・。わざわざ取りに帰ってもらったりしてホント、すみませんでした」

まぁ規則だからしょうがないけど、ホントめんどくさい。これでどこまでマネーロンダリング防止に効果があるのか。

早い話が、未成年ならいざ知らず、成人したら自分で通帳管理しなさい、出るも入るも自分で手続きしなさいということ。

よくドラマなんかで見る、せっぱつまった息子に母がタンスから通帳とハンコ出して、「コレ、使いなさい」と渡すと息子が「母さん・・・ありがとう。ウッ」と感極まる、いつかそんな感激的シーンを演出するかもしれない、せめて学費だけは困らないようにと思い、私もコツコツ子供名義で貯金してきたが、こういう類の貯金は満期になった時点で子供にバレちゃうわけで^^; なんだかな~。

おっと、これでまだ終わりではない。息子に電話して保険証送れと言い、いつなら電話に出られるか、都合をすり合わせねばならない。その前にイキサツを説明しなければいけないのが面倒だ。どうせ、民営化でどうなるの?なんて気にも留めてないだろうし。やれやれ・・・。

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