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2007年9月

2007年9月29日 (土)

どう感じる?

9/28朝日新聞朝刊の生活欄より。

“ 寝たきりの洗髪方法に賛否 「頭に紙おむつ」 いや?”

病院や自宅で寝たきりの人の髪を洗う際、頭の下に紙おむつを敷くのは耐え難いーー。本紙声欄に載った投書に、賛否双方の意見が寄せられている。

「自分の親もされた。悲しかった」「便利です。助かった」。当事者、家族、介護や看護をする側。立場により、人により、受け止めは「人権侵害」から「夢のような道具」まで180度変わる。そこにケアの奥深さがのぞく。

発端は、「寝たきりの祖母が看護師に洗髪をすすめられても嫌がっていた。洗髪の際には頭の下に紙おむつを敷くからだ。祖母は、お尻につけるものを頭に敷くなんてと思ったのだろう」という投書。

それを読んで、「紙おむつは吸水性に優れているし滅菌処理されているから安心して使える」と利点を挙げ、ただし「本人や家族に説明して同意を得ることが大切だと痛感した」という看護師の投書や、「汚物処理ではないイメージの製品を」という提案の投書があったり。

ふ~ん。立場が違えば感じ方もいろいろなんだなぁ。うちの施設では寝たきりの人をベッド上で洗髪することはまずないから、紙おむつをそのように使うところは見たことがないが、例えば吐き気が治まらない人の枕元にフラットのパッドを予め敷くとか、傷の処置の際にパッドに水を吸わせるとかはしている。

私は使用前の紙おむつに対して「汚い」というイメージはなかったので、「耐え難い」という感覚はちょっと驚きだった。

東京大学大学院医学系研究科の真田弘美教授(老年看護学)は、・・・(中略)・・・「一般の方が抱く嫌悪感が、頭の中で消えていたのかも知れない」 意識のずれの背景として、看護師には、排泄が汚いという意識が薄いことや、医療現場で吸収力の高いシートとして多用途に使われていることをあげる。

うんうん。看護師や介護士が排泄の度に汚いとキャーキャー言ってたら仕事にならない。子育て中の母親もそうだ。赤ちゃんのウンチにいちいち反応していたら育児なんて出来ない。家庭で老親の下の世話をする人もそうだろう。

・・・・・・古い話を思い出した。長男が生まれたばかりの頃のこと、社宅の仲間数人とワイワイと食事をしていたときに隣の部屋で寝ていた息子が泣き出した。どうやらウンチが出たようだ。私は何の悪気もなく境の襖を開けたまま、当たり前のように息子のウンチの処理を始めた。ところが、夫を含め他の連中は「臭い」と顔をしかめ、襖を閉めた・・・確かに食事中なのに襖を閉めずにオムツを開けた私が悪い。でもその時、なんでこれが臭いの? と不思議に思ったんだよね・・・。

職業上の排泄に対する意識のずれは、確かにあると思う。普通は、排泄=汚い、臭い。他人の下の世話なんてとても出来ないと思う。この仕事をしていて「大変ね~」とか「ようやるわ」と言われるのは、おそらくそういうこともあるのだろう。

身内であれ仕事であれ、どれぐらいの頻度や密度でその人の身体介護に関わっているか、どれぐらいわが身のことのように感じられるか。意識のずれは、その辺の感じ方の違いで起きるのだろう。

だから、慣れてしまえばウンチもオシッコも全然大変でも何でもなくなるのだが・・・フツーの人の感覚をなくしてしまってはいけないとも思う・・・。

さてさて、頭に紙おむつ、あなたはどう感じますか?

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2007年9月27日 (木)

特別対談

コスモポリタン、ヒデ。

なんだか、国籍不明の雰囲気が容貌にも漂ってきた感じですが。ずいぶん髪が伸びたね。

こちらで見られます(期間限定) → 村上龍RVR & nakata.net

龍さんの、ゲップをこらえながらしゃべるようなあの話し方はクセなんだろうか。もうちょっとゆっくりしゃべってくれないと・・・よく聞き取れないよ^^;

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2007年9月22日 (土)

母を殴る

昨日、送りノートを読んでびっくりした。

「I さんの息子さんが食事介助中に I さんの頬を殴った。初孫(双子)の一人が亡くなったそうで、気持ちが不安定になっているようなので注意のこと」

I さん(80代?90代?女性)の息子さんは、食の細い I さんのためにしょっちゅう食事介助に来ている。I さんも、息子さんが介助する時は比較的素直に口を開けてくれる。耳が聞こえない I さんとは筆談しているが、I さんは殆ど言葉を発せず、かすかに頷いたりするだけだ。

筆談のメモ帳には近況報告、だれそれのところに孫が生まれたとか、町内会のこととか書かれている。ちっとも食べようとしない母に苛立ち、「食べないなら死んでしまえ」などとあることもある。

今回はそのメモ帳に激しい言葉が並んでいた。「アンタにとってはひ孫だよ。わかるか? わからないのか? ○ちゃんがたった2ヶ月の命で死んじゃったんだよ。何の役にも立たないアンタが長生きして、なんで○ちゃんが死ななきゃいけないんだ。どうせならアンタが死ねばよかったのに」

そのとき I さんがどんなリアクションをとったのか、私にはわからない。いきなりひ孫が亡くなったと聞かされて、すぐに状況が理解できたかどうかもわからない。 I さんが涙の一つでも流せば、息子さんの気持ちは済んだのだろうか。

主任が息子さんと話して、気持ちが落ち着くまでは無理して食事介助に来なくてもいいとやんわりと言ったそうだ。

メモを読んで、これはひどい!と憤慨していた私たちに、施設長がボソッと言った。

「息子さんだって気持ちを吐き出す相手が要るんだよ。家じゃ子供や奥さんの前で泣くこともできないだろ。だからお母さんに吐き出したんだよ。お母さんもわかってると思うよ」

だからといって殴っていいわけでは決してないが・・・なんとも切ない。

I さんはどんな気持ちでいるだろうか。もし私だったら、どんな思いになるのだろう・・・。

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2007年9月20日 (木)

父の場合 (4)退院 & HOT

9/17、退院。

約一ヶ月半の入院だった。徹底的に水を抜いたという。おかげで別人かと見間違うほど痩せこけた。医者に言わせれば、今までがむくんでいただけで、これで80代老人の適正体重なんだと。んなわけないだろ~、165cmで40kg無いんじゃいくらなんでも痩せ過ぎだろ~。普段もっとコロコロした入所者を見ているだけに、俄かには信じられない。何をもって適正と言うのか。

骨が浮き出ている。褥瘡注意だ。目は窪み、そのせいか眼光鋭く、亡くなった祖母(父の母)の晩年によく似てきた。すっかり枯れた老人風情だが、本人の気力は充実しているので、ひとまず安心した。

これからは 在宅酸素療法(Home Oxygen Therapy) が始まる。

さっそく業者が来て酸素濃縮装置を設置、家族みんなで使い方や注意点などの指導を受ける。在宅時はこの装置からチューブを引いて鼻につけたカニューラで酸素を吸う。外出時は携帯用酸素ボンベ使用だ。これは月々どのくらいの費用負担になるのだろう。また、介護認定にHOTはどう影響するのだろうか。

電動ベッドが退院に間に合ってよかった。

翌日、いろいろお世話になった(これからもまだお世話になるであろう)地域包括支援センターのケアマネさんに挨拶に行く。父の退院と現状の報告、認定区分変更申請後の手続きの流れなどを教えてもらう。変更後に要介護になれば、事業所のケアマネさんを探さなくてはならない。介護保険の仕組みはわかっているつもりだし、現場で働いてもいるのに、いざ自分が手続きするとなると細かなことで疑問が浮かぶ。これじゃ何の予備知識もない人には難しいのではと思ってしまう。いや下手に知識があるばっかりにいちいち頭で理解しようとするからか。言われるまま動いている方がラクかもしれない。でもまぁ優しそうなケアマネさんでよかった。

午後からは父の通院の付き添いに。かかりつけの循環器医院までタクシーで行く。携帯用酸素ボンベも一緒だ。もう自分で運転は無理か。今後どうするつもりだろう。

病院の入るビルの前でタクシーを降り、ほんの数メーター歩いただけで、すれ違う人の視線が刺さる。タクシーの運転手さんもヤケに親切だった。父の心情はいかばかりか・・・。また、ヘルパーさんの通院介助ってこんな感じだろうかなどと思ったり。

歩きながら時々フラッとよろめく。足が地についてない感じ。まだ退院したばかりだもの、病院廊下での歩行訓練とは訳が違う。ボンベを載せたキャリーバッグが杖代わりだ。私は車椅子生活になるのを覚悟していたから、歩けるだけで十分と思う。


家の中での生活を観ていると、トイレも入浴(シャワー)もほぼ自立。毎朝体重を量り、一日の尿量も自分で量っている。食事も少量ずつではあるが、ちょこちょことよく食べている。チューブに気をつけながらゆっくりと歩いている。体操もしている。気持ちが萎えてしまっているのではと心配したが、そんなこともないようで、まずは安心したが、これでは要介護2は出ないかも。

母に言わせれば、「子供の前だけ、ええかっこしぃやねん」。

まぁ仲良くやって。入院で延びてしまったけれど、これからが二人揃っての新居での生活スタートだ。母もいろいろ大変だろうが、よろしく頼みますワ。

それにしても大阪は真夏並みに暑かった! 夜にはスコールのような雨が降った。もう大阪は亜熱帯圏に入ってしまったのかもしれない。

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2007年9月15日 (土)

9月12日の畑・ 台風直撃

Img_1534Img_1535  先週の関東地方直撃の台風のせいで、ゴーヤーやナス、モロヘイヤなど支柱ごと横倒しになってしまった。

支柱を起こし、枝を整理して、こじんまりとした姿になったゴーヤー。めげずにまだまだ収穫できそうだ。

ナスもトマトも葉っぱが飛んでしまってハゲチョロケ^^;

Img_1533Img_1531Img_1532 




キャベツ、白菜、ブロッコリーの苗は大丈夫だった。

大根の種を蒔いた。

Photo


一つのガクから二つの実 w(゚o゚)w オオー!

Photo_2

肉味噌がけに変身。

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2007年9月11日 (火)

胃から手袋、大腸からスプーン

いやはや、続けざまにあり得ない話が。

老人ホーム:入所女性の腸内からスプーン…1週間後に死亡 (2007年9月9日 毎日新聞)

ステンレス製、長さ15cmのスプーンをどうやってのみこんだのだろう? 第一、こんな固くて長いものがのみこめる? 大腸にあったということは、食道を通り、胃を通り、十二指腸、小腸を通過したってことで・・・。

休憩時、TVのニュースを見ながら同僚と不思議がっていたら、以前泌尿器科で看護助手をしていたひとりが、「下から入れたのかもよ」と恐ろしいことを言った。

「人間って信じられないものを入れるからね。リカちゃん人形が取れなくなってやってきたバカモンがいたよ。人形に気づかずうっかり座ったら入っちゃったとか言ってたけど。ったく、何考えてんだかね~」

へぇ~、きゃぁ~と驚きながらもみんなで大爆笑したのだが、これはそんな話ではない(おそらく)^^;



こういうことが続くと、備品の管理を厳しくしなさいということになるのだろうか。

ビニール手袋は、利用者の手の届かないところに置けば箱単位での管理は出来ると思うが、スプーンはどうだろう。

普段フロアで使っているスプーンは本数なんて数えてない。少なくとも私は数えているところを見たことがない。また、厨房では食事につけるスプーンの数と返却時の数をチェックしているのだろうか。お箸は、ストローは・・・。

管理を厳しくして、数が合わないとわかったところで、それが異食と思い至るだろうか。

以前、収集癖のある人がいて、スプーンをこっそり上着に隠しては部屋へ持ち帰っていたが、そういう人のことはちゃんと職員が注視しているから、後でそっと部屋から戻していた。

備品の管理も大事だけど、人(利用者)の行動をしっかり観るほうに力を注いだほうがよさそうだ。

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2007年9月 6日 (木)

勉強会・ 高齢者と薬剤 (2)

[高齢者によく使用される薬]

1.睡眠薬

不眠症の定義 :毎晩の実際の睡眠時間の長短にかかわらず、
           翌朝覚醒時に対する不足感が強く、
           患者自身が身体的・精神的・社会生活上に
           支障があると判断している状態

不眠の原因による分類

1・身体的疾患に伴うもの・・・痛い、痒い、咳など
2・生理学的不眠・・・時差ぼけ、夜勤など
3・心理学的不眠・・・精神的ストレス、恐怖体験など
4・精神疾患に伴うもの・・・神経症、パーキンソン病など
5・薬理学的不眠・・・薬の副作用、カフェイン、覚せい剤、降圧剤の一種、
             喘息治療薬など

症状別分類

1.入眠障害・・・就寝してから眠りにつくまでの時間(入眠時間)が延長する
2.中途覚醒・・・入眠後、起床時に覚醒するまでの間に途中で覚醒するもの
3.早期覚醒・・・十分に睡眠がとれていないのに朝早く目覚めてしまい、
           その後再入眠できないもの
4.熟眠感の欠如・・・睡眠が浅く、自覚的にぐっすり眠った感じが得られない
5.熟眠時間の短縮・・・一夜の全睡眠時間が短いもの


睡眠薬の分類


ベンゾジアゼピン系が主

1.超短時間作用型・・・マイスリー、アモバン、ハルシオン
2.短時間作用型・・・レンドルミン、デパス、リスミー
3.中間作用型・・・ベンザリン・ネルボン、ユーロジン、ロヒプノール・サイレース
4.長時間作用型・・・ドラール

高齢者は持ち越し効果や蓄積を起こしやすいため、作用時間の短い睡眠剤を第一選択薬とする。

超短時間作用型で4~6時間と言われているが、はっきりした時間の定義は定まっていないそうだ。


転倒の危険性

 ・睡眠薬には催眠鎮静作用に加えて筋弛緩作用がある。
 ・血中濃度低下による途中覚醒、それ自体が転倒のリスクとなる。
 ・最高血中濃度到達時間の短い薬剤ほど急激に血中濃度が変動し、
  リスクが高くなる。

 ・その他転倒を起こしやすい薬剤→
    めまいを引き起こすもの(降圧剤)、
    脱力・筋緊張低下を引き起こすもの(てんかんの薬)、
    パーキンソン症状(振戦)を引き起こすもの
    (吐き気止めのナウゼリンなど)


睡眠剤の中止

 反跳性不眠(以前より顕著な不眠)、
 退薬症候(退薬時の不安、焦燥感、不眠、発汗、振戦、痙攣など)
 が現われる。
 短時間作用型は中止しにくいというデータがある。
 中止方法・・・量を減らす、投与間隔をあける。




2.下剤


便秘の原因 
(常習性便秘)

1.弛緩性便秘・・・腸管の蠕動運動・緊張の低下
           高齢者、長期臥床者、食事摂取不足など

2.直腸性便秘・・・トイレにいくことを我慢することによる便秘
           女性、忙しい人、用便に不都合な仕事、
           直腸・肛門疾患のある人、浣腸の乱用

3.痙攣性便秘・・・腸管が過度に緊張し、糞便の転送が出来ず便秘となる。
           ウサギの糞状。便秘と下痢が交互に起こる。
           過敏性腸症候群、消化性潰瘍、胆道疾患

4.薬剤性便秘・・・抗コリン剤 、抗うつ剤、抗不安剤、向精神薬、
           麻薬、鎮痛・鎮咳薬、制酸剤など



下剤の種類

1.塩類下剤・・・習慣性少ない。長期投与可能
          腸管内に水分を移行させ、腸管内容が軟化膨大化し、
          その刺激により便通促進効果を現す。
          カマ・マグラックス

2.膨張性下剤・・・習慣性なし。
            寒天

3.大腸刺激性下剤・・・直接大腸の粘膜を刺激。短時間使用が原則
              センナ・アローゼン、プルゼニド、ラキソベロン、
              レシカルボン座薬

強力な下剤の連用による脱水・低カリウム血症、習慣性カタル症候群に注意する。

   
 

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勉強会・ 高齢者と薬剤 (1)

加齢による臓器機能の低下、胃液PHの上昇、体内水分量の減少、脂肪含有率の増加など、高齢者には特有の特徴があり、薬剤を使用するにあたっては慎重にならざるを得ない。また、これらの個人差が大きいため、さらに複雑となる。

高齢者の臨床上の特色は、副作用や相互作用の発生の可能性が高く、薬剤使用上の重大な問題点になっている。

[高齢者の特徴・注意点]

1.薬剤使用の問題点

 ・服用薬剤が患者のADL(日常生活動作)に悪影響を与え、
  さらには制限をきたしていること

 ・服用薬剤の副作用や相互作用に原因する患者の症状が
  新たな疾病の発生と受け止められる可能性

  向精神薬、抗不安薬、抗うつ薬、抗痙攣薬、抗パーキンソン薬、
  脳循環代謝改善薬、抗ヒスタミン薬、血圧降下薬、経口血糖降下薬など、
  日常の治療に頻繁に使われている薬剤である。

  薬剤の副作用や相互作用の症状と気づかれないだけでなく、
  患者の新たな疾病の発生と判断されることにより、
  新たな薬剤が追加投薬される危険性を含んでいる。


2.病気の特徴

 ・一人で多くの病気を持つ(複合疾患)
  これらがお互い影響しあって新たな障害を生じる。

 ・症状が典型的でないことがある
  無痛性心筋梗塞、無熱性肺炎、腹痛の軽い胃潰瘍穿孔など

 ・病気が慢性化する
  臓器の老化による障害のため、早期に完治する疾患は比較的少なく、
  多くの疾患が慢性疾患であり、長期にわたり治療を継続する必要
  がある。

 ・病気の治療・予後に社会的因子が関与する
  慢性疾患の治療に際して、治療を継続する場所がどこであるのか、
  そこでどのような治療や介護が受けられるのか、
  また、家庭での介護は可能であるのか、
  主たる介護者が誰であるのか、
  などの因子が患者の予後に大きく影響する。

 ・多種類の薬を服用することが多い


3.高齢者の心理変化と疾患に対する意識の変化

 ・老化に伴う心理面の変化
 ・知能の変化
 ・人格の変化
 ・不安、抑うつ状態が多い


4.高齢者の疾患に対する判断と行動の特徴

(1)健康状態に対する考え方

  健康に対する期待感が減退する
            ↓
     身体的異常を特に異常と自覚せず、症状を過小評価する

  現在の身体状況に依存する
            ↓
     寝たきりの場合、立位や歩行意欲を持たない

(2)異常症候の発見の遅れ

  異常を年齢のせいにする(家族、患者ともに)
  異常を感じても行動しない、できない
  痴呆症状を合併する場合、表現が不的確、家族も信用しない


5.高齢者の薬物療法

 薬物を服用する・・・(1)吸収(2)分布(3)代謝(4)排泄 の4つの過程がある
             →薬物動態という

(1)薬の消化・吸収
 
  経口的に摂取された薬は唾液と共に嚥下されるが、
  唾液分泌量が低下した高齢者では薬が食道に停滞することがあり、
  食道粘膜に障害を与えることもある。→コップ一杯の水で服用、
                         上を向かずに下を向いて服用

  高齢者では胃粘膜の萎縮が進み、胃酸の分泌が減少し、
  胃液の酸度が低下する傾向がある。→酸で溶ける薬に影響

  また薬は胃から小腸に送られて吸収されるが、
  胃排出時間が延長する傾向がある。
  小腸への移行が遅れる→最大血中到達時間(Tmax)が遅れる

(2)体内分布 :吸収された薬物は血流を介して組織に分布

  身体の総水分量が減る→水溶性薬は溶けない
  体脂肪が若年者より増える→脂溶性薬は効果が持続する
  筋力量低下
  血中アルブミン量低下→アルブミンに結合する薬は結合せず
                 効果が強く出る

(3)代謝  : 体内で分布した薬物は大部分肝臓で代謝される

  高齢者の肝臓の生理機能低下
  肝血流量(薬を肝臓に送る)、肝重量、酸化酵素(チトクロムP-450)活性、
  胆汁流量(薬を排泄する胆汁分泌量)の低下が見られる。

(4)排泄  : 水溶性薬物や代謝物は腎の糸球体ろ過、尿細管分泌を受けて
         排泄される

  加齢により腎血流量、糸球体ろ過率、尿細管分泌能、再吸収は
  直線的に低下する。


高齢者は同じ投与量でも血中薬物濃度が大になり、効果が増大、副作用が発現する。

多剤併用により併用薬物間の相互作用が薬物動態に影響を与える。→単独では加齢の影響がない薬物でも、併用投与の際は思わぬ作用増強が顕れる。

生理機能の変化には個人差が大きい。

よって個々の腎機能、栄養状態、心拍出量を含めた全身状態を勘案しながら考慮することが大事である。

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2007年9月 5日 (水)

父の場合 (3)

7月31日に入院した父、はや一ヶ月が過ぎた。

貧血、血中酸素濃度低下、浮腫・・・心臓の右半分が肥大して働きが衰えているとのこと。

一年半ほど前に入院した時は2週間ぐらいで戻れたから今回もそれぐらいで、と本人も周りも思っていたが・・・やはりずいぶんと父の心臓は衰えているようだ。

幼いときに高熱を出し、その後遺症で弁膜症になったと聞いた。徴兵検査では丙で、おかげで外地に行かずに済んだよと言っていた。50年ぐらい前に手術をした。成功率50%の時代だから、大きな賭けだった。手術は成功し、生還した父は「一病息災だよ」と言いながら無事、定年まで勤め上げ、その後、人工弁をつける手術、ペースメーカー埋め込み手術・・・と、繕いながらここまで来た。病気と二人三脚の人生だ。

8月2日、見舞いに行ったら父は酸素吸入器をつけていた。点滴と尿の管もついていた。

20日ほどで点滴と尿の管は取れ、歩行訓練のリハビリが始まり、やれやれ退院も近いと思っていたら、また浮腫がぶり返した。酸素吸入しながらでも少し歩いただけで血中酸素濃度が下がるという。浮腫は利尿剤を弱めたせいと聞いた。また点滴と尿の管が復活した。


父が入院前に受けた介護認定調査の結果は「要支援2」。

病院のソーシャルワーカーさんが「区分変更を申請した方がいい。いまならおそらく要介護2は出るんじゃないか」と言う。入院中でも受けられるというのでさっそく手続きした。地域包括支援センターで、電動ベッドを自費でも安く借りられる事業所を教えてもらい、予約した。

とうとう父もリッパな要介護老人になってしまった。これからは車椅子の生活になるのだろうか、それとも杖? 酸素吸入器は? 入浴は自力で出来るのだろうか・・・まだまだどうなるかわからない。


50年前の手術の時、母は私を祖母に預け、乳飲み子の弟を背負って京都の病院まで毎日通ったという。そんな苦労話を母からよく聞かされた。

その母は今も毎日のように病院に通っている。「あんた、だんなさんが健康な人でよかったね。それが一番よ」と言う。

父も心配だが、暑い中、母の身体も心配だ。引っ越したばかりのマンションに一人、不安一杯でいることだろう。弟は教師なので夏休みの間は時間の融通が利いたが、もう2学期も始まり、そうそう母のところにも行けないだろう。私はたまに会いに行くことと電話で話すこと、野菜を送ることぐらいしかできない。

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2007年9月 4日 (火)

9月1日の畑

07901207901   

もう9月。

ウソのように涼しくなった週末、汗もかかずに作業がはかどる。




ゴーヤー、トマト、ナス、ししとうなどのトウガラシ類、ピーマン、青じそ、モロヘイヤ、おくらはまだ獲れるが、それ以外の夏野菜は終了。枯れたヒマワリも切り倒した。

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そろそろいいだろうと、キャベツ、白菜、ブロッコリーの苗を植えた。

途端に、暑さがぶり返し・・・枯れてないかな。一雨来て欲しいところ。





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害虫予防にネットをかける。





しかし今年の夏は暑かった! 何かと忙しい夏だったが、ゴーヤーとモロヘイヤで乗り切った! ゴーヤーはビタミンC、モロヘイヤもビタミンC、鉄分、カルシウムが豊富だ。スルスルとおなかの調子もいい。

食費もずいぶん浮いて、めでたしめでたし。

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