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2006年4月19日 (水)

初めての法事

夫の祖母の50回忌法要に行ってきた。夫は子供の頃おばあちゃんっ子で、このおばあちゃんにずいぶんかわいがってもらったらしい。夫の二つ下には双子の弟妹がいて、親は兄である夫まで手が回らなかったというのが事実らしいが。

行ってみたら50回忌だけでなく、このおばあちゃんが産んで幼いころに亡くなった女の子二人の100回忌法要も兼ねるということでエライびっくり。ひゃ、ひゃっかいき~~?

「私が生まれる前に何人か死んでるみたい。私もようわからん」と義母。はぁ~。昔の女は子を産む道具だったのよね^^; 男子が産まれないから産まれるまで産み続けた?産ませられた? ご苦労様でした、大おばあさん。

夫の家は義母が継いでいる(義父は婿養子)。義母の上に3人の姉がいて、下に一人妹がいる。待望の男子が何番目かにやっと生まれたが、戦死したので、四女の母が継いだ(3番目までは戦前に嫁いでいたため)。てっきりお姑さんは四女と思っていたのに実際は何女なのやら。(余談・・・この5人姉妹がずらっと並ぶとちょっと圧巻。今はもう上の二人は亡くなっていてそれも叶わないが)。

義母もわからない昔のことも、お寺の過去帳にはしっかり載っているようで、そこに二人の娘の名前と没年が記されていて、そろそろ100年目ということで、じゃあ一緒に、ということになったらしい。

おまけに、今年夫の家は報恩講の当番だからそのお勤めも一緒にやってしまおうということで、親族の法要の済んだ後には近隣の各家から人がぞろぞろ集まり、またまたお経やら真宗の勤行集の唱和やらありがたいお説教を聞いたりやらの講が。

坊主丸儲けとはよく言ったもので、いっぺんのお勤めでお布施4倍! おいしいですな、お寺さんは。毒舌ついでに言わせてもらえば、おめでたいことはいっぺんこっきりだけど、人が亡くなれば、葬式に始まり一周忌、3回忌、7回忌・・・・100回忌まで延々とメシのタネは続くわけで。過去帳は命と同じぐらい大事だわね、これじゃ。

講の後もお姑さんは忙しく動き回っていたが、私は座布団を敷いたりお茶を出したりぐらいしか出来ず。これでも自治会から冠婚葬祭他行事は簡素に、茶菓のもてなしや金品の授受はとりやめに、とお達しが出て以来ずいぶん簡単になったらしいが、昔は御福豆と称して煮豆を作ってお土産に持たせたり、お菓子を用意したりしていたらしい。

「あんたは長男の嫁なんだからちゃんと挨拶して顔を覚えてもらわないとね」。そんなこと言われましても・・・。「こちらはだれそれの息子さんの嫁さんで・・・」などと紹介されてもちんぷんかんぷん。

都会の普通のサラリーマン家庭に育ち、信仰心のかけらもイエの概念も持ち合わせていない私にとっては、若干の好奇心と忍耐以外の何物でもなかったが、これは法事という場を借りての、「遠方に住みちっとも実家を顧みない不肖の長男夫婦」を実家にたぐり寄せ、近隣に紹介し、まるで帰ってきて後を継ぐかのように思わせ、既成事実を作らんとするお姑さんの作戦に違いない、と意地悪く思ったり。

軽いカルチャーショックと気疲れでぐったりきた心身を大阪の実家で癒すべく帰ってみれば、こっちもかなりガタが来ているようで、父がめっきり老け込んでいた。でもそこは実の娘、愚痴を聞いてもらい、おいしいものを食べさせてもらって、お返しにちょっとだけ庭の草むしりをやり、英気を取り戻してここへ帰ってきた。

「女、三界に家なし」とはよく言ったものよなぁなんて帰りの新幹線で思いながら。

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コメント

おはようございます
お疲れ様でした。驚きです、100回忌なんて聞くのは、二度目です。私のお友達のご主人の実家で行われたそうです。ご主人は、島根県出身の方です、初めて聞いた時は、そんなのあるノーって感じでした。
なくなった方は、まだちょん髷だったんじゃないのなんて話にまでなりました。
あるのですね。本当にご苦労様でした。

投稿: ふくろうおばさん | 2006年4月21日 (金) 08:21

ごくろうさまでした~。文面を読んでるだけで目がまわりそうでした(^_^;)
主人は一人っ子だし、親は親類付き合いをしない超閉鎖的?な家なので、結婚してびっくり・・・なんか物足りないようで(~_~;)つまらない。
でも、昔ながらの風習のある家というのも大変なんですね~ いやはや

投稿: いくちゃん | 2006年4月21日 (金) 08:50

>ふくろうおばさん、いくちゃん

どもども。
私も100回忌なんてはじめて聞きました~。びっくりです。
50回忌だって、親が若くして亡くなるか子が長生きしなければ
なかなか執り行えませんものね。
まぁ田舎だし、こういうことに「ごていねい」な土地柄なもので^^;
新陳代謝が遅いとはいえ徐々に簡素化されてはいるようなんですが。
残す意味のある伝統行事は残しても、みんなが負担に思っているようなことを
ただなんとなく前例踏襲で続けるのはどうかと思いますね。

投稿: kaorim | 2006年4月22日 (土) 16:52

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